■ ID | 416 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 廃棄物最終処分場埋立層に存在する微生物生態系の評価 |
■ 著者 | 澤村啓美
(独)国立環境研究所 石垣智基 (独)国立環境研究所 遠藤和人 (独)国立環境研究所 山田正人 (独)国立環境研究所 井上雄三 (独)国立環境研究所 長森正尚 埼玉県環境科学国際センター 小野雄策 埼玉県環境科学国際センター 香村一夫 千葉県環境研究センター 原雄 千葉県環境研究センター 高田光康 |
■ 出版元 | (社)廃棄物資源循環学会 |
■ 出版年 | 2004 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第15回廃棄物学会研究発表会、平成16年11月19日 |
■ 抄録・要旨 | 最終処分場における廃棄物の分解過程には微生物学的な反応が関与する。埋立廃棄物の分解状況や内部環境の推測を行うため、3処分場の埋立層コア試料を対象とした遺伝子型及び表現型の微生物生態系解析を行った。
A処分場の細菌相は真正細菌が優占しており、層内の貧栄養環境及び嫌気的環境を反映して、活性を有する菌の割合は低く、嫌気性細菌群集の存在が推測された。B処分場の細菌生態系では古細菌の占める割合がやや高く、活発なメタン生成条件であることが示された。他方、高分子利用細菌の存在から、有機物分解の同時進行が示唆された。C処分場の生物相は真正細菌が多く存在し微生物活動が活発であった。全処分場に共通する特徴は、埋立層中の細菌DNAは多様性に富んでおり、埋立廃棄物の無機化の進行による微生物活性の変化、並びに絶対嫌気性細菌群の存在が示唆された。 |
■ キーワード | 処分場、安定化、微生物群集 |
| 一覧に戻る |